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▼最悪64万人が死亡!
現在､新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞは伝染力は強いものの毒性は弱いと考えられたため､現在は季節性ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞとほぼ同様の扱いとしている｡
しかし､日本でﾊﾟﾝﾃﾞﾐｯｸ(感染爆発)が発生すれば､日本人口の4分の1にあたる3200万人が感染するとされている｡
また､国の新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ対策行動計画による試算によると､最悪の場合約64万人が死亡するとされている｡
これは､首都圏直下型地震の想定を数倍も上回る深刻さなのだ｡だが､その実態の重さを理解している人は非常に少ない｡
新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞは過去にも周期的に世界的な大流行を繰り返している｡1918年に発生した｢ｽﾍﾟｲﾝ風邪｣は全世界で4000万人以上が死亡し､1957年の｢ｱｼﾞｱｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ｣では200万人以上が死亡｡1968年の｢香港ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ｣では100万人以上が死亡している｡
今のところ毒性は弱いとされているが､人から人への感染を繰り返すうちに､毒性を増すように変異する懸念がある｡
いたずらに新型ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞを恐れる必要はないが､ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞが猛威を振るう冬に向けて､備えだけは怠ってはならない｡
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